月別アーカイブ: 2011年7月

311後の世界まとめ(311後の世界13)

ここらで、いったん、311後の社会的事件と空気の変遷をまとめておこう。(ここでは地震、津波そのものの被害の記録は除いています)
1)震災パニック期
震災の翌日、新聞各紙には大震災の規模に驚倒し、「阪神の180倍」「1千年に1度」という見出しが躍った。アナログ放送終了間近のテレビに釘付けにならない人はいなかった。
そして、3月13日には、早くも東電の計画停電が発表され、週明けの月曜日からほぼ1週間、特に東京都の勤め人は大混乱に陥ったのだった。都心の交通網が、いかに危ういバランスの上に成立しているかが身にしみた。
震災の当日の夜や、翌週の帰宅時間、電車が時間どおりに動いてくれず、10キロも20キロも歩くはめになったりした(健康にはよかったか)。
また、この時期、店も早く閉まってしまい、買い物にも苦労した。水が買い占められ始めたのもこの頃だった。ガソリンもおよそ1週間の間、手に入りづらかった。ガソリンスタンドも横柄な態度だったが、1週間経つと、手のひら返して親切になったのが、おかしかった。

続きを読む 311後の世界まとめ(311後の世界13)