今週はじめ、会社にヘッドハンティングと称する電話がかかってきた。
「ぜひシリーズものの編集長か、新規事業立ち上げの責任者として迎えたい会社がある。まず、お目にかかって説明したい」
この「編集長」とか「新規事業」という言葉がなんとも耳ざわりがいい。
では、どうしてこちらを知ったのか、あれこれ質問すると、なんだかよくわからない。
「ネットで見て」「お仕事の評判を聞いて」とあいまいなのだ。
最近、部下にマンション購入の営業電話が多いので、これもその変形版の、展示会商法への連れ出しかと思った。
なので、「私の仕事も知らない、相手の会社も言わない。これでは会いようがない」
と電話を切ったのだが。。。
月別アーカイブ: 2008年7月
『座右のニーチェ』斎藤孝(光文社新書)を読む
仕事に役立つ哲学本、メタフィジクスというのはありふれた発想で、現に私も「ビジネスマンのメタフィジクス」などといういつ終わりになるやも知れない企画を、亀の歩みで書き続けている。
斎藤孝先生といえば、大ベストセラー『声に出して読みたい日本語』の作者で、今は『座右の』シリーズが売れている。その1冊に、ニーチェが取り上げられていたので、「おや」と思い、読んでみた。
斎藤先生とニーチェの取り合わせに、意外な感がしたのだ。