sakurai のすべての投稿

流れ断たれたサムライブルー

サッカー日本代表のユニフォームが変わった。
色が少し明るくなり、縦のライン。
そのお披露目の試合が26日のチリ戦となったわけだ。
ユニフォームが変わるとともに、これまでの日本代表の流れも断たれたのか。
そんなことを思うような試合だった。

続きを読む 流れ断たれたサムライブルー

久々の旅行はミラノに決定!

一昨年のワールドカップ以来1年半、日帰りと出張以外に旅行に行けていない。
それがやっと、3月初旬に行けそうだ。
場所はミラノ。
たったの2泊3日だけど。
目的はチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のミラン対アーセナル戦セカンドレグ。
それと昔からの憧れ、スカラ座でオペラ『ヴォツェック』。
チケットは手配中なので、その話は追々として、航空券についてわかった(といってもこれほど無知なのは僕だけか)ことを少し。

続きを読む 久々の旅行はミラノに決定!

とても複雑な仕事はじめの1週間

今年のスタートは、個人的には絶好調なのだ。
仕事へのエネルギーが充満している感じ。
企画書を書きまくり、アポを入れまくり。
たった1週間でずいぶん多くのことが進んだ。
というのも、この数ヵ月間、10年以上前に仕事をした人たちが次々にベストセラーを出しているのを見て、どうもぼくは自分のすぐ近くに大事にすべき人たちがたくさんいることを見落としていたような気がしたのだ。

続きを読む とても複雑な仕事はじめの1週間

一年締めくくり本は『私の男』

今やたら評判がいい吉田修一の『悪人』で一年締めくくろうと思っていた。
けれど、あいにく本を会社においてきてしまった。
かわりに手元にあったのは、桜庭一樹の『私の男』。
僕がもっとも信頼している本読みの一人、読売新聞文化部の主である鵜飼さんが、紙上で今年ナンバー1と絶賛していた小説だ。

続きを読む 一年締めくくり本は『私の男』

ビジネス書は自己快適化チューンナップの部品

「ふとあるとき愛読書『シャーロック・ホームズの冒険』に没頭しながら、自分は「私立探偵の在りよう」に少年時代から心惹かれてやまなかったことを思い出した。」
『ウェブ時代をゆく』にある、この「在りよう」、それも一つではなく、これこれの仕事をするときの誰かの「在りよう」。
それに学ぶことが、梅田望夫がいう「ロールモデル思考」だ。
対象がたとえシャーロック・ホームズのような荒唐無稽な存在であってもいい、という。
この部分がぼくにとって、もっとも印象的だった。

続きを読む ビジネス書は自己快適化チューンナップの部品

ウェブは「志」を助ける

ぼくは梅田望夫徹底肯定派である。
『ウェブ進化論』の続編にあたる『ウェブ時代をゆく』にも心打たれることが多かった。
思い切り要約すると、あとがきにある「「志」さえ持てば、ウェブは「人生のインフラ」として「個」を大いに助けてくれる」が、この本全体の主張のように思った。
自分の仕事、あるいは仕事で考えているさまざまなこと。
この本を読んで実にいろいろと考えさせられた。
その自分なりの考察は追々ここで書こうと思っている。
今回は抜き書きを以下に(数字は掲載ページ)。

続きを読む ウェブは「志」を助ける

ミシュラン・フィーバーはグルメ文化の退行現象?

『ミシュランガイド東京2008』、たまたま知人が持っていたのでパラ読み。
店側のコスト負担もあったと聞くが、カラー写真が豊富で、客観的に言って版元がコスト面で存分にリスクを取った労作だと思う。
神田明神でミシュランの幹部が成功祈願をしたというのも、むべなるかな。
「ミシュラン」というブランド名がなければ誰も失敗が怖くて手がけられない企画だ。

続きを読む ミシュラン・フィーバーはグルメ文化の退行現象?

52歳リタイアの夢

藤沢周平の『三屋清左衛門残日録』。
52歳で藩主の側用人を辞した清左衛門。
その意外と忙しい隠居生活を描いた、あまりにも有名な短編連作小説。
時代小説嫌いの私は食わず嫌いを続け、白状すれば藤沢周平を読むのさえ初めて。
いやしかしこれは本当に名品と言うほかない。
ぼくもこういう老境にリアリティを感じるようになったということかもしれない。

続きを読む 52歳リタイアの夢

努力型の進化論

どうせ有名企業家の自慢話。
そう期待しないで読んだのがよかったか。
三木谷浩史『成功のコンセプト』、かなり面白かった。
ネットバブルの崩壊からしぶとく生き残っているのは、「仕事は楽しい」と言い切るベタな努力主義?
それが、ネット企業に対する期待感がはがれた今でも、違和感なく本書を読めた理由かと思う。

続きを読む 努力型の進化論