マネーの暴力

新年早々イヤな感じである。
原油価格100ドル乗せ。
金価格大幅上昇。
米国株大幅下落。
日本株それよりもっと下落。
戦争でも始まるの?と言いたくなる惨状だ。


原油価格については、新聞によると、孫の記念に最低単位1000バレルで100ドル指値買いした独立系トレーダーがいたとか。
歴史的瞬間というのはけっこう間抜けなきっかけで起きるというが、これもそうかな。
昨年終わりは「サブプイラムはもうすぐ終結」という楽観的な見通しが多かったが、本当だろうか。
とてもそうとは思えない。
そしてそれよりも恐ろしいのは、原油市場に集まった投機マネーの逆流である。
それが素直に株式市場に流れるのか。
ヘッジファンドやオイルマネーが損失を回避する行動に移るときの影響力はいまや計り知れない。
たとえば中東マネーはどうするのか。
米国の金融機関や日本のブルーチップスの資本を支えている中東の政府系ファンドはどう動くのか。
ぼくはどうしたかというと、じつは昨年けっこう株式売却益が出ていたのだ。
8月までの株式市場は順調だったから当然だ。
なので、税金対策もあり、12月の上がり局面で、いくつかの銘柄を損切った。
米ドルも、昨年末のドルの戻り局面で半分くらい円に替えた。
わりと円の現金が多い状態になっているけれど、今週だけでずいぶん評価損を広げた(涙)。
来週の日本の株式市場の迷走を思うと恐ろしい。
さればマネーの暴力から生き延びる道を教えよ。

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