やっぱりダメだった安倍ちゃんと、意外とよかったサッカーU22

9月12日。
いやあ驚いた。
わずか2週間前に新大臣と党新役員を指名し、ブッシュと首脳会談をし、国会で所信表明演説をしたばかりの総理大臣が、辞めるというのだから。
そして午後2時の会見で、もっと驚いた。
「だって小沢クンが会ってくれないんだもん」
「アメリカ先輩に約束したから怒られるんだもん」
「ボクのせいじゃないもん」
そんなふうに言っているとしか思えない。


普通、最初に国民に対する謝罪じゃないか!?
「政治の空白を作ってはならない」と言うなら、なんで今辞める?
それでも辞めるというなら、深い謝罪がメインの会見でなければおかしいのではないか。
健康問題はお気の毒である。
でもそれは、総理になる前からわかっていたこと。
朝青龍以上の心の危機だと言う人もいたようだが、それも本人はわかっていたこと。
情報から推測するに、いちばん大きな辞任理由は、改造人事の失敗だと思う。
党内ベテラン議員の声に抗しきれず、官邸に与謝野を入れたことが致命的ではなかったか。
それで安倍は動けなくなった。
逆に言うと、お友達がまわりにいないと仕事ができない子どもだったということだ。
このような辞任では、再登板はむずかしいだろう。
引き際としては最低だった。
そのニュースがまだ未消化だったけれど、涼しい風に誘われて国立競技場へ。
北京五輪サッカー最終予選の第3戦、カタール戦。
U22って、つまんねえ、という印象で今まで見てきたけれど、この日は面白かった。
たしかに1点しか取れないのはどうかと思う。
けれど、先月カナダのU20ワールドカップで瞠目させられた若い奴らが加わり、がらりと印象が変わった。
よく人が動く。
動いて前へ出ようとしている。
この日の先発メンバーなら応援したい気になってきた。

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